40代で正社員に転職するのは厳しい？現実と対策のすべて

「40代で正社員になるのは無理だろう」
「この年齢になると派遣やパートしか選択肢がない」

そんな不安を抱えながら転職活動を始めようとしていませんか？

確かに40代の転職は厳しいのが現実ですが、多くの40代の方が正社員への転職を成功させています。

しかし、成功している人がいる一方で、書類選考すら通らない、面接で年齢を理由に断られるといった厳しい現実に直面する人も少なくありません。

本記事では、40代の正社員転職の現状を客観的なデータで紹介し、なぜ厳しいのか、どうすれば成功できるのかを具体的に解説します。

正社員転職を諦めかけている40代の方、これから転職活動を始める方は、ぜひ参考にしてください。

40代の正社員転職は厳しいが増加傾向である

厚生労働省の雇用動向調査によると、2021年に40代（40～49歳）で正社員として入社した人は合計89,000人に上ります。

このうち、転職による入社が68,200人（76.6%）、ブランクを経ての再就職が20,800人（23.4%）となっています。

これは決して少ない数字ではありません。毎年多くの40代が正社員として新しい職場で働き始めているのです。

転職による入社が約8割を占める一方で、注目すべきはブランクを経た人でも年間2万人以上が正社員として再就職を果たしていることです。

働いていない期間があっても、40代で正社員になることが十分可能であることが分かります。

40代の正社員転職は年齢とともに難易度が上がる

一方で、40代の転職が厳しいというのも事実です。

ハローワークの職業安定統計では、2024年の40代の就職率は28.2%となっており、求職申込をした人の約3割しか就職に至っていません。

また、雇用動向調査の年齢階級別の転職率を見ると、20代と40代の転職成功率は異なります。

20代では転職が比較的スムーズに進む一方で、40代になると転職率は大幅に低下し、年齢が上がるにつれて転職の難易度が高くなることがデータで証明されています。

経験者採用と未経験者採用の二極化

40代の正社員転職で注目すべきは、正社員の就職ではなく、正社員の人の転職者数が圧倒的多数を占めている点です。

企業が即戦力で活躍できる40代の人材を求めている証拠であり、逆に言えば経験を活かせない分野や未経験の職種への転職は相当に困難ということでもあります。

自分の経験をどう活かすか、または未経験分野にチャレンジする場合はどのような準備が必要かを理解することが、転職成功への第一歩となります。

40代で正社員に転職するのが厳しい理由

40代で正社員への転職の難易度が高い理由をいくつか解説します。

「40代を特に採用したい」と考えている企業は2.3%と少ないから

40代の転職が厳しい最大の理由は、企業側の採用ニーズが圧倒的に20代・30代に偏っていることです。

444社の人事担当者を対象としたアンケート調査によると、「40代を特に採用したい」と回答した企業はわずか2.3%に留まっています。

多くの企業が20代から30代の人材を優先的に採用したいと考えており、40代以上の応募者は最初から対象外とされることが多いのが現実です。

さらに深刻なのは、年齢が上がるにつれてこの傾向が強まることです。

先ほどの調査において、「50代を特に採用したい」と回答した企業はわずか0.5%となっており、40代の中でも年齢を重ねるほど転職の難易度が急激に高くなることが分かります。

40代の転職成功率は30代より低いから

40代の転職が難しいと言われる背景には、実際に30代と比べて転職の成功率が下がるという現実があります。

雇用動向調査の年齢階級別の転職率を見ると、、転職入職率が30代から40代にかけて明らかに低下していることが分かります。

具体的な数字を見てみると、男性の場合は30～34歳で10.3%だった転職入職率が、40～44歳では6.8%、45～49歳では6.0%まで下がります。

女性でも30～34歳の13.2%から、40～44歳で10.2%、45～49歳で8.2%と段階的に下がっているのが現状です。

転職入職率というのは、転職が成立して実際に新しい職場で働き始めた人の割合を表しています。

書類通過率や内定率そのものではありませんが、年齢別の「転職の成立しやすさ」を示す指標として参考になります。

男女ともに30代から40代にかけて転職入職率が下がる傾向にありますが、40代でも一定の割合で転職に成功している人がいることも事実です。

だからこそ、この現実をしっかりと受け止めて、十分な対策を立てることが重要です。

難易度が高いことは事実ですが、しっかりと準備をして行動することで転職は十分に可能です。

40代の中途採用は”即戦力採用が中心”だから

40代の転職の難易度が高い理由の1つに、企業が40代に対して「即戦力としてすぐに成果を出してくれる」という期待を寄せていることがあります。

20代や30代前半であれば「将来性を見込んだポテンシャル採用」も可能ですが、40代になるとそのような余裕はありません。

これまでの経験やスキルを活かして、既存の課題を解決したり、新しい成果を生み出したりすることが期待されているのです。

また、40代で採用された場合、早期に成果を求められることが多いですが、これは経験やスキルをしっかりと評価してもらえるチャンスでもあります。

しっかりと準備をして自分の強みをアピールできれば、40代という年齢も含めて転職を成功させることが可能です。

40代で転職した人の年収は上がる傾向がある

40代の転職と聞くと「年収が下がるのではないか」と心配する人が多いですが、実際のデータを見ると、むしろ年収が上がる人の方が多いのが現実です。

2024年に実施された厚生労働省の雇用動向調査によると、40代の転職で年収が「増加」した人が「減少」した人を大きく上回っています。

具体的な数字を見てみると、40～44歳では「年収が増加」した人が45.9％に対して、「年収が減少」した人は29.0％となっています。

45～49歳でも「増加」が46.4％、「減少」が23.8％と、どちらの年齢帯でも年収が上がった人が減った人を大幅に上回っています。

特に注目したいのは、大幅な年収アップを実現している人も多いことです。

「1割以上の年収増加」を達成した人は、40～44歳で33.2％、45～49歳で29.1％にも上ります。つまり、40代転職者の約3人に1人が10％以上の年収アップを実現しているということです。

すべての40代転職者が年収アップできるわけではありませんが、しっかりと準備をして転職活動を行えば、年収を維持したり上げたりすることは十分に可能です。

40代で正社員に転職できる人の特徴

40代の転職は確かに厳しいですが、実際に正社員転職を成功させている人がたくさんいることも事実です。

転職に成功している40代の人たちには、いくつかの共通した特徴があります。

即戦力で活躍できることを十分アピールできる人

40代の転職で最も重要なのは、入社してすぐに会社に貢献できることを具体的に示すことです。

転職に成功している人の多くは、自分の経験やスキルを単に「◯年の経験があります」ではなく、「これまでの経験を活かしてどのような成果を出せるか」という形で明確にアピールしています。

例えば、営業経験者なら「営業経験10年」ではなく、「新規開拓で年間売上2,000万円を達成し、顧客満足度95%を維持してきました。この経験を活かして、御社でも売上向上と顧客基盤の拡大に貢献できます」といった具体的な表現が効果的です。

重要なのは、過去の実績を数字で示すことと、それを転職先でどう活かせるかを明確にすることです。

企業が40代に求めているのは「にすぐに結果を出してくれる人材」なので、入社後に具体的にどんな貢献ができるかを説明できる人が選ばれやすくなります。

マネジメントだけでなくプレイヤーとして活躍できる人

40代の転職では管理職経験をアピールする人が多いですが、実は「管理もできるし、自分でも現場で手を動かせる」という人材の方が高く評価される傾向があります。

特に中小企業やベンチャー企業では、管理業務だけでなく実務も担当できる人材が求められています。

また、現場感覚を持っていることで、部下やチームメンバーとのコミュニケーションもスムーズになります。

実際の業務の大変さや課題を理解しているからこそ、適切なサポートやアドバイスができ、チーム全体のパフォーマンス向上につながります。

また、40代の転職では必ずしも管理職で採用されるわけではなく、プレイヤーとして採用される人も多くいます。

特に専門性の高い職種では、管理職経験よりも実務スキルの方が重視される場合があり、40代でも現場の第一線で活躍することが期待されています。

転職活動では、管理職志望の場合は「管理業務と並行して、自分でも△△の実務を行っています」、プレイヤー志望の場合は「◯年間現場で培った専門スキルで即戦力として貢献できます」といったように、志望する役割に応じてアピールポイントを使い分けることが重要です。

年下のメンバーと協働できる謙虚さがある人

40代で転職すると、新しい職場では年下の同僚や上司と一緒に働くことが多くなります。

この時に重要なのが、年齢や経験にとらわれず、謙虚に相手から学ぼうとする姿勢です。

転職に成功している40代の人は、年下であっても相手のスキルや知識を素直に認め、積極的に協力関係を築いています。

特に注意したいのは、「前の会社では◯◯だった」「自分の経験では△△が正しい」といった発言を多用してしまうことです。

これらの発言は、年下のメンバーからすると「経験を押し付けられている」「新しいやり方を否定されている」と感じられ、チームの雰囲気を悪化させる原因になります。

逆に、転職後にうまく馴染む人は「教えてください」といった言葉を自然に使い、年下のメンバーからも積極的に学ぼうとします。

たとえば、ITツールの使い方や新しい業界トレンドなど、年下の人の方が詳しい分野があることを素直に認め、教わることができる人が評価されています。

また、年下の上司に対してもきちんとした態度で接することが重要です。

年齢は上でも、その会社や業界においては相手の方が経験豊富であることを理解し、指示を素直に受け入れる姿勢が求められます。

「年上だから」という理由で特別扱いを求めるのではなく、一人のチームメンバーとして貢献することに集中する人が成功しやすいのが現実です。

面接では「年下の方とも問題なく協働できます」と口で言うだけでなく、過去の経験で年下のメンバーとどのように連携したか、どんなことを学んだかといった具体的なエピソードを話せると説得力が増します。

柔軟性があり過去の経験・価値観に固執しない人

40代の転職で意外に多いのが、これまでの成功体験や慣れ親しんだやり方に固執してしまう人です。

長年の経験があるからこそ「自分のやり方が正しい」と思い込みがちですが、新しい職場では新しいルールや文化があることを理解し、柔軟に対応できる人が評価されます。

企業が40代転職者を敬遠する理由の一つに「企業文化に馴染めるかどうか」を懸念されることがあります。

実際に「以前の会社ではこうしていた」「このやり方の方が効率的だ」といった発言を繰り返す人は、周囲から「変化を受け入れない人」と見なされてしまいます。

転職後にうまくいく40代の人は、まず新しい職場のやり方を理解しようとします。

たとえ自分の経験では違うやり方が良いと思っても、「なぜこの会社ではこの方法を採用しているのか」を聞いて、その理由を理解してから改善提案をするといったアプローチを取るでしょう。

また、新しいツールやシステムの導入にも前向きです。「今まで使ったことがないから」という理由で拒否するのではなく、積極的に学ぼうとする姿勢を見せることで、チームメンバーからの信頼を得ています。

強みを十分にアピールできている人

40代の転職でよくあるのが「自分には特別なスキルがない」「若い人の方が能力が高い」と自分を過小評価してしまうことです。

しかし、強みは誰にでも必ずあります。重要なのは、自分では当たり前だと思っていることの中に、実は貴重な強みが隠れていることを理解することです。

正社員への転職に成功している40代の人は、徹底的な自己分析とキャリアの棚卸しを行っています。

これまでの仕事で「うまくいった経験」「周りから評価された出来事」「困難を乗り越えた体験」を具体的に振り返り、そこから自分の強みを抽出しています。

例えば、「いつも期日を守って仕事をしている」という当たり前だと思っていることも、実は「確実性」「責任感」「時間管理能力」という立派な強みです。

「同僚とトラブルになったことがない」というのも、「協調性」「コミュニケーション能力」「チームワーク」という企業が求める重要なスキルです。

強みを見つけるポイントは、数字や具体的なエピソードと結び付けることです。

「責任感があります」だけでなく、「5年間で納期遅れゼロを維持し、緊急対応が必要な案件でも必ず期限内に完了させてきました」といった具体性が説得力を生みます。

また、キャリアの棚卸しでは、職歴だけでなく、プロジェクトごと、年度ごとに自分の役割と成果を整理してみましょう。

意外な強みが見つかったり、一貫したパターンが見えてきたりすることがあります。この作業を丁寧に行うことで、面接で自信を持って自分をアピールできるようになります。

40代の正社員転職を成功させるポイント

40代で正社員への転職を成功させるには、以下の5つのポイントを実践することが重要です。

即戦力で活躍できることを職務経歴書・面接で伝わるようにする

40代の転職で内定を獲得するには、まず書類選考を通過することが必須です。

どれだけ優秀でも、職務経歴書で魅力が伝わらなければ面接にすら進めません。

しかし、多くの人が「何年間◯◯の業務を担当」「△△のプロジェクトに参加」といった事実の羅列で終わってしまい、肝心の「どんな成果を出せるか」が伝わらない書き方をしています。

職務経歴書で重要なのは、過去の実績を具体的な数字で示し、それを転職先でどう活かせるかを明確にすることです。

例えば、「営業として新規開拓を担当」ではなく、「新規開拓により年間売上1,500万円を達成し、顧客満足度92%を維持。同様のアプローチで御社の売上拡大に貢献できます」といった書き方が効果的です。

面接では、職務経歴書の内容をさらに具体的に説明できる準備が必要です。

エピソードを話す際は、「状況→課題→行動→結果」の順番で整理しておくと説得力が増します。

具体的には、「どのような状況で、どんな課題があり、自分がどう行動して、最終的にどんな結果を出したか」を一連の流れで説明できるよう準備しましょう。

マネジメントだけでなくプレイヤーとして活躍できるとアピールする

40代の転職では「管理職経験があります」だけのアピールでは不十分です。実際には、40代でもプレイヤーとして採用されることが多いからです。

多くの企業ではすでにマネージャーがいるため、現場で手を動かせる経験豊富なプレイヤーが求められています。

職務経歴書や面接では、管理経験と実務スキルの両方を具体的にアピールしましょう。

職務経歴書では、管理職として部下を指導した経験と並行して、自分自身も現場の業務を担当していたことを明記します。

例えば、「営業チーム5名のマネジメントを行いながら、自身も重要顧客との商談を担当し、年間売上の30%を直接獲得」といった書き方が効果的です。

面接では、「部下に指示を出すだけでなく、必要に応じて自分も現場に入って一緒に作業します」「最新の業務内容を理解するため、定期的に現場業務も担当しています」といった姿勢をアピールしましょう。これにより、現場感覚を失わないリーダーであることが伝わります。

プレイヤーとしての採用を目指す場合は、管理職経験も含めて幅広いスキルを持つ人材としてアピールします。

「チームリーダーの経験があるため、プロジェクト全体を俯瞰して業務を進められます」「後輩指導の経験を活かして、チームの生産性向上に貢献できます」といった具合です。

具体的なエピソードも準備しておきましょう。「管理業務が忙しい中でも月に◯日は現場に入り、メンバーと一緒に業務を行っていました。そのおかげでメンバーの課題を直接把握でき、適切なサポートができました」といった体験談があると説得力が増します。

企業側は「管理だけで現場を知らない人」「プライドが高くて現場業務を嫌がる人」を敬遠します。

逆に、どちらもできる柔軟性のある人材は高く評価されるので、この点を積極的にアピールしていきましょう。

常日頃から謙虚な姿勢で働く

40代の転職を成功させるには、面接のテクニックよりも、日頃から謙虚な気持ちで働くことが何より大切です。

企業が40代転職者に対して持つ最大の懸念の一つが「プライドが高くて扱いにくいのではないか」「新しい環境に馴染めないのではないか」というものだからです。

謙虚さは一朝一夕で身につくものではありません。

現在の職場でも、年下の同僚や部下から学ぼうとする姿勢、自分の非を素直に認める態度、周囲への感謝の気持ちを日頃から大切にしましょう。

こうした姿勢は、面接の場でも自然に現れ、面接官に良い印象を与えます。

転職活動中は、過去の成功体験ばかりに目が向きがちですが、失敗や困難な経験からも多くを学んでいることを忘れないでください。

「あの時は判断を誤りました」「周りの方に助けられて乗り越えることができました」といった振り返りができる人は、新しい環境でも素直に学び成長していけると評価されます。

面接では、自分の実績を話しながらも「チームの協力があってこその成果でした」「上司や同僚に支えられて達成できました」といった言葉が自然に出てくるような人になりましょう。

こうした表現は面接対策で覚えるものではなく、日頃からそのように考えて働いているからこそ自然に出てくるものです。

また、分からないことは素直に「分からない」と言える勇気も大切です。知ったかぶりをせず、「その分野は経験が浅いので、ぜひ教えていただきたいです」と答えられる人は、入社後も成長し続けられる人材として高く評価されます。

謙虚さは決して弱さではありません。自分の限界を知り、周囲から学び続けられる人こそが、40代になっても新しい環境で活躍できる人材なのです。

柔軟性がある人間であることを面接でアピールする

面接で柔軟性をアピールする最も効果的な方法は、過去に環境の変化に対応した具体的なエピソードを話すことです。

例えば、「前職で部署異動になった際、全く違う業務内容でしたが、積極的に勉強して3ヶ月で戦力になることができました」「会社の方針転換により新しいシステムを導入することになり、年下の同僚に教えてもらいながら習得しました」といった体験談があると説得力があるでしょう。

異なる価値観を受け入れる姿勢も柔軟性を伝える要素になりますので、面接では「年下の上司の下で働くことについてどう思いますか？」といった質問をされたら「年齢に関係なく、優秀な方から学べることは多いと思います」「異なる世代の視点は新鮮で刺激的です」といった前向きな回答を準備しておきましょう。

面接官は「この人は新しい環境でもうまくやっていけるだろうか」という視点で見ています。

過去の成功体験だけでなく、困難な状況でどう対応し、どう学んだかを具体的に話せるよう準備しておきましょう。

自己分析を徹底的にやって強みを言語化しておく

40代の転職では、自分の強みを明確に言語化できているかどうかが成功を左右します。

長年の経験があるからこそ、その中から本当の強みを見つけ出し、相手に伝わる形で表現することが重要です。

まず、これまでの職歴を振り返り、具体的な成果を整理しましょう。

「売上を上げた」ではなく「新規開拓により売上を前年比120%に向上させた」といった定量的な表現で成果をまとめ、それを生み出した自分の行動や工夫を分析します。

ここから「課題発見力」「提案力」「調整力」といった強みが見えてきます。

自己分析は一人でやると主観的になりがちなので、周りの人に「私の強みは何だと思いますか？」と聞いてみることも大切です。

第三者の視点から、自分では気づかない強みや特徴を発見できることがあります。

強みを言語化したら、それを具体的なエピソードとセットで準備しておきましょう。

「私の強みは○○です。例えば、前職で△△という課題があった際に、□□という方法で解決し、××という成果を上げました」といった形で、根拠のある説明ができるようになることが目標です。

数十社以上に応募する

40代の転職では、数十社以上への応募が現実的に必要になります。

書類選考の通過率が10%程度と低いため、内定を獲得するには相当数の応募が不可欠だからです。

具体的な応募社数の目安は50～100社です。書類選考を通過するのが5～10社、そこから最終面接に進むのが2～3社、内定を獲得できるのが1～2社というのが一般的な流れです。

この数字を見ると多く感じるかもしれませんが、これが40代転職の現実です。

効率的に応募数を増やすには、転職サイトへの登録と同時に、転職エージェントも積極的に活用しましょう。

転職エージェントは非公開求人を多く保有しており、あなたの経歴に合った求人を紹介してくれるため、応募の幅を広げることができます。

応募する際は、業界や職種を最初から限定しすぎないことも重要です。

これまでの経験を活かせる関連業界や、異業種でも同じ職種など、可能性を広げて検討しましょう。意外な業界で歓迎される場合もあります。

ただし、数を重視するあまり質を落とすのは逆効果です。

企業研究は最低限行い、志望動機はその企業に合わせてカスタマイズする必要があります。完全に使い回しの内容では、書類選考すら通過できません。

40代で正社員に転職する際で利用すべき転職サービス

40代の正社員転職ならキャリアコーチングがおすすめ

キャリアコーチングは、キャリアのノウハウを活用した有料のコーチングサービスです。

個人のお客様から料金をいただくため、利害関係なくフラットな目線でアドバイスをもらうことができます。

コーチングは「コーチがお客様の内面を深掘りする質問を投げかけ、自分を見つめ直す事で自分の価値観・やりたい事を発見する」というものです。

学習塾のような一方的に知識を教える形式ではないので、徹底的に自分と向き合うことができ、自分の軸を作る事ができます。

キャリアコーチングは、基本的に5回〜10回のセッションを実施するサービスが多いです。

40代になると、家庭の事情など仕事以外の要素も加味してキャリアプランを設計し、転職先を見つける必要がありますよね。

また、40代の転職活動は若い人に比べてシビアですので、転職のプロから徹底的にサポートしてもらうことが重要です。

キャリアコーチングは、人生設計からキャリアプラン、転職活動まで全体的にサポートしてくれるため、転職活動で後悔したくない人にはぜひおすすめです。

ライフシフトラボ｜最高の転職を実現したい40代向け。

ライフシフトラボ（転職コース）は、40代の最高の転職を実現するキャリアコーチングです。

経済産業省の補助金制度を利用できますので、最大70%OFFと非常に安い料金で利用することが可能です。

ライフシフトラボを利用すると、専属トレーナーがあなたの本当の市場価値を見出し、転職が成功するまで個別伴走してくれるのでオススメです。

また、トレーナーは全員40代〜50代の同世代の人ですので、同世代だからこそ共感してもらえる悩みを相談できるのもメリットですね。

難易度の高い転職を成功させた方も多く、40代の転職活動に強い数少ないキャリアコーチングですので、無料の個別相談会に参加してみることをオススメします。

ライフシフトラボ（転職コース）公式サイト：
https://lifeshiftlab.jp/tenshoku

キャリフト｜自己分析から内定獲得まで。40代の転職をトータル支援

キャリフトは、40代・50代の転職支援に特化したキャリアコーチングです。

内定獲得に向けた徹底的なサポートはもちろん、自己分析にも力を入れており、納得感のある転職を実現できるのが特徴です。

また、40代~50代の経験豊富なトレーナーだけが在籍する少数精鋭の支援体制であることもキャリフトの特徴の1つです。

支援できるお客様の数が限られているものの、トレーナーによるサービスの品質のばらつきが少ないのはメリットと言えます。

他サービスに比べて料金も低く、40代・50代の転職をサポートしてもらえる数少ないサービスですので、無料の個別相談会に参加してみることをオススメします。

キャリフト公式サイト：
https://carift.co.jp/

【40代向け】キャリアコーチングおすすめ5選｜選び方と活用法のすべて

40代のキャリア形成に特化したコーチングサービスを厳選してご紹介します。価格帯別にメリット・デメリットを解説し、最適なキャリアコーチングの選び方を詳しく解説。費用やサービス内容、実際の利用者の口コミ・評判も交えながら、40代の方に向けてキャリアコーチングの選び方から活用法まで解説します。

find-one.jp